おひっこし

引越すことになった。

それも来月に、いや、すでに今月だ。急である。

 

2歳のとき今のマンションに越してきて以来、私は引越しというのをしたことがない。

去年知人の引越しを少し手伝ったが、思えばあれが私にとってはじめての主体的な引越し経験だった。とはいえ、申し訳程度の助力である。あまり参考にはならない。

 

煩わしい手続き等は家人任せではあるのだが、それにしても自分は一体いつ何を始め、それをどの状態までもっていけばいいのか。全く見通しがきかない。

 

まあしかし、なるようになるんだろう。

そんな気持ちで、今はとりあえず新居の間取り図に家具を書き込んではニコニコする日々を送っている。

 

 

 

引越し。転居。居住環境の変化。

私にとって、これはなかなかに由々しき事態なのである。

そんなもの誰にとっても多かれ少なかれそうに決まっていると言われるかも知れない。

たしかにその通りだと思う。

 

だがおそらくそういった一般的な意味合い以上の意義を、私はこの引越しに感じている。というより、期待している。

 

今の家ですごしてきた約20年間、私にとって家庭というのは全く居心地のいいものではなかった。

今の家の随所に、音に、匂いに、空間に、思い出したくもない記憶がべったりとはりついている。

 

たとえ現在に嫌なことが何ひとつ具体的に存在していないとしても、家という場に身を置く限り、そこに含まれる何か要素に触れることで次々嫌な記憶がよみがえる可能性から逃れることができないのだ。

そしてもちろんそれは可能性にとどまらず、よみがる記憶に実際私は幾度となく苦しめられてきた。

解決方法がわからなかった。

(家を出ればいいという考えはあったが、あまりに労力を要するので実行には至れないままもっと手短な方法を求め続けていた。)

 

そこへ転がり込んできた今回の引越し案件である。

住居が変わる。場所も、景色も、きっと家具もいくつか新調されるだろう。

私は過去を、旧居に置き去りにしていいのだ。

全ての関連付けはリセットされていいのだ。

 

今ある、今までずっとあった精神的な諸問題もこれを機に好転していくのではないだろうか、そうであってほしい、きっとそうだ、そんな予感がする、

 

そういう由々しさを、私はいま期待している。

(そう、しかし、期待とは常に由々しきものである。)

おぼえがき

■ここはどこか

ある夏わたしがマザー牧場に行ったら、それについてブログで感想を述べたくて仕方ない気持ちが生じていた。

というノリと勢いだけで作ったブログです。

続くのかは知らん。

ご意見ご要望はコメント等でおねがいいたします。

 

■わたしはだれか

とりあえず ほしいものリスト 置いときますね…

 

あと、ボクらの太陽 というゲームが好きです。とても良いゲームです。

みんなで ボクらの太陽 をプレイしよう!

ボクらの太陽 (コナミ ザ ベスト)

ボクらの太陽 (コナミ ザ ベスト)

続・ボクらの太陽 太陽少年ジャンゴ (コナミ ザ ベスト)

続・ボクらの太陽 太陽少年ジャンゴ (コナミ ザ ベスト)

新・ボクらの太陽~逆襲のサバタ~

新・ボクらの太陽~逆襲のサバタ~

ボクらの太陽 Django&Sabata

ボクらの太陽 Django&Sabata

 

特におすすめしたいのはGBAシリーズ。

 

 

■"対訳いいわけ図鑑"とはなにか

目の前にあった本棚から目に付いたタイトルを拝借して組み合わせました。

法律用語対訳集―ウルドゥ語編

法律用語対訳集―ウルドゥ語編

 

読みたい人いたら貸すよ。

 

■なぜはてなブログ

当初は昔使っていた jugem をまた使おうと思っていたのですが、

途中まで記事を書いていて重大なことに気付いた。 

無料会員では、記事に載せた写真がサムネ化してしまう……。

 

ということで、写真を大きいサイズで載せられる無料ブログを探した結果はてなに行き着いたというわけです。

 

しかし私ははてなには前から新規参入のしづらい確立した既存文化のようなものを感じていて、利用に抵抗がありました。

でもはてなってみんな使っているし、はてなスターとか欲しいよね……。

という気持ちがあるのも確かでどうしようかと悩んでいたところ、はてなダイアリーとは別の「はてなブログ」という新サービスが始まっていたことを知る。というか思い出す。

 

新しいサービスなら、はてなとは言え既存文化度が低いのでは?!

そういう思いから、とりあえずはてなブログでブログを書いてみることにしました。

そもそも既存文化云々のイメージ自体、はなから自分で勝手に抱いて怖れているものなので、自分が怖くないと思えるなら実際がどうであれそれで十分なわけですね。

 

使い出してみるとこれがまたとても使いやすくて、今のところ気に入ってます。

 

 

 

とまあこの場所についての覚え書き用の記事です。

書くこと思いついたら追記していきたい。

マザー牧場

8月は17日、お盆休みの土曜日に、千葉県マザー牧場に行きました。

 

名前だけは知っていたけど、名前だけ知っていた故に牧場なんだなあと思っていて

要は酪農家さんと家畜たちの職場でしょ??というような認識で、

連れだって遊びに行くようなところだとは思ってなかった。

 

移動手段は車(レンタカー)で、渋谷区から出発して2時間半で到着。

途中人を拾ったり海ほたるで休憩しての2時間半なので上出来じゃないかな。

 

 

 

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入場券+マザーファームツアーで2200円。

 

入場券だけなら窓口価格1500円だけど、ローソンでいつでも買える1480円で更にアイスクリームひとつタダでもらえる券とか、あとその辺でいくらでも配ってるチラシに10%オフクーポンがひっついてたりするので、ツアーに参加しないならそちらを活用したい感じ。

ツアー単体は1200円なので、ツアーに参加するなら現地で2200円のセット券を買うのがいちばんお得なようです。

 

 

そんなこんなで入場。

ツアーは入場後に自分で予約しにいかなきゃいけないので注意です。

 

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高い。

 

ここ、マザー牧場のメイン地帯に行くのに通らなきゃいけない道で、結構な坂道なんだけど眺めがとても良いのと、写真の右の方にも少し映っているけどサルビアがたくさん咲いているのがすごく綺麗で、坂道を苦に感じさせないつくりになってる。すごい。

 

 

坂を抜けて、まずはマザーファームツアーへ。

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ジョージさんが操るトラクター率いる、その名も「トラクタートレイン」。

車幅ギリギリの家畜小屋へずいずい進入していく。デカイ。

 

ガイドのルーシーさんに乗せられて牧場テンションがキマってくる我々一行。

 

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ツアーの最後に運転席に上げて貰ってた子どもが羨ましかった!

 

 

ひととおり動物を見た後はお待ちかねのエサやりタイム。

 

「エサやり~?車越しか柵越しに手をペロペロされる程度のアレね~」

なんて思っていた私は舐めてました。マザーのエサやりを舐めていた。 

 

 

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めっちゃヒツジ。

 

柵とかない。トラクタートレインを降りたらそこはヒツジの街でした。

むしろ人間牧場にヒツジさんが遊びにきました状態。

 

ルーシーさん

「エサやりをして~、手が汚れちゃったら~、ホラ!こうやって!ヒツジさんで拭いちゃってくださ~い↑」

 

すごい。生きたウール100%タオルすごい。

 

 

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アルパカさん(夏仕様)とヤギ(写真外)は柵の中にいた。

 

せっかくのカメラ目線も前髪で台無しのアルパカさん(夏仕様)。

完全に「こちら側」顔のヒツジさん。

かわいい。

 

ヒツジさんで拭いきれなかった汚れを拭きたい人のために、トラクタートレインには各車両にウェットティッシュが設置されている。

ルーシーさんの

「ツアーの終点でも手は洗えますが、今気になる人はウェットティッシュを使ってください!」

というアナウンスも良かった。

痒いところに手が届く。

 

 

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ツアー終盤ルーシーさんが「冬のマザー牧場にもぜひきてくださいね!」と言ってるときの景色がめちゃくちゃ夏で、こりゃあ春夏秋冬それぞれの景色を見にきたくなっちゃうねって感じだった。

 

 

トラクタートレインを降りたところには、さっきルーシーさんが言ってた手洗い場(数も十分な上にキレイキレイ完備だ。)と、足湯ならぬ足水があった。

実はマザーファームツアーの会場までは片道数分の送迎バスで往復しなければいけないのだけど、復路のバスを待つあいだそこでゆっくりしていける。

痒いところに手が届く!

 

 

 

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ツアーを終えてジンギスカンとビール。牧場ジョッキがいかす。

 

 

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 100年ぶりのゴーカートとか、

 

 

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乗らずにはいられないヤツ。

 

細々したアトラクションはだいたいそれぞれ300円くらいで乗れる。

1000円で1100円分の回数券もあるので、たくさん乗るとか人数が多い場合はそれを買うのが吉(買いました)。

 

 

それと、夏期限定の「ドジョウすくい」(参加無料)がすごく気になっていたんだけど、会場(草原の一角に設置された大きいビニールプールにドジョウとウナギが放されている)にたどり着いたときちょうど昼の回がスタートしたところで、一足遅かった~とガッカリしていたらビニールプールのわきにいくつか桶が置いてある。

 

覗きこんでみれば、ドジョウがたくさん泳いでるではないか!!

 

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わざわざ時間を合わせてイベントにエントリーして、幼児だらけの中大人気なくびしょ濡れにならずとも、桶のドジョウの手づかみだけで十分満足できました。

 

他の桶には水鉄砲もたくさん入っていて、自由に遊べるようになっていた。

うーん、痒いところに(ry)!!

 

 

マザーファームツアーのウェットティッシュやなんかもそうだけど、細かいサービスや気配りですごく気持ちよく楽しめるのがすばらしかった。

自販機やトイレやごみ箱も、必要を感じて→探して→見つけるまでに全くストレスが発生しない。これすごく重要だと思う。

 

 

などと感動しつつシープショーを観る。

 

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毛を刈られている。さいしょは抵抗するけど徐々にグッタリしてくるヒツジ。

 

 

時間が決まってるイベントや予約が必要なイベント、参加が有料のもの無料のもの、いろいろあるのでHPなどで事前に調べてある程度計画を練っていったほうがいいかもしれない。

 

シープショーは時間は決まっているけど観るのはタダ!

タダだけどすごく楽しめる。無難に楽しめる。

ショーのあとはヒツジや子ヒツジや牧羊犬、それに刈り上げられた羊毛をさわることもできる(が、人が殺到するので、ここは人間とのふれあい広場かと錯覚する)。

 

 

 

8月中は打ち上げ花火をやっているから夜まで残ればそれも楽しめるんだけど、

レンタカーの返却もあるので日の沈まないうちに出発した。

 

夏期はサマーナイトファームと銘打つ企画で16:30以降の入場券を600円で買えるみたいだけど、16:30を過ぎるとイベントもほとんど終わっているし、動物もどこかへ行ってしまっていたりするので、

ジンギスカン食べてアトラクションに乗って花火を観るだけならそれでもいいかもねという感じ。

でもアフター16:30で来園しているひとたちも結構いた。

 

駐車場が800円なので、入園料より駐車場の方が高い。うける。

 

 

 

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ところどころヤバげなオトモダチが設置してあるのが、僻地のテーマパークっぽくて大変好印象。

 

 

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何プレイだよとツッコみたくなるウシさんに後ろ髪を引かれながら、バイバイマザー牧場。ありがとうマザー牧場

 

 

いや~楽しかった。

気候も最高で、高地だからというのもあるんだろうけど天気は良くても暑すぎず、きもちいい風が吹き抜けていてすごく心地よかった。

そのおかげなのか、牧場といってもぜんぜん臭くないしハエやなんかも殆どいない。

 

お盆の土曜ということで混み具合も気になっていたけどこちらも全く問題なく、

駐車場にすんなり駐められるところから始まって、ツアーの予約も希望通り、お昼ごはんも楽しい賑やかさの中ほどよく空席が残っていたし、各アトラクションも並んだりする必要は全くなかった。

でも別に閑散としているというわけでもなくて、ちゃんと人はいたし、みんな楽しそうだった。私たちも楽しかった。

(お客さんはほとんどが小さい子どものいる家族連れだ。)

 

 

また来たい!いますぐ来たい!!というタイプの場所ではないんだけど一度行けば満足度が高くて、いつか子どもが出来たら家族でまた来れたらいいナアなんてババクサイことを考えてしまった。

 

 

動物はいいね。